2015.05.03 Sunday 21:39

波紋音の余韻。

去る3月21日(土)のイベントのご報告が遅くなりました。

<心を浄化するコラボレーション>なるイベントを
企画されましたのは、ルーシーダットンヨガインストラクターの
菊池真紀さんです。



会場で、皆さんにヨガを指導される菊池さん。
そして、その会場となる旧世尊院は、4月から閉館となり、
現在は、一般公開されていないそうです。
そんな貴重な会場での貴重な体験をさせて頂きました。



まずは、入口和室で万葉集を書いた書と桜の花のおもてなし。
お花は中大路薫氏。書は脇田龍峯氏。
自然素材の食物を創作されたのは肥田直子氏。
司会進行は、KTさん。



このイベントに参加された方々の集合写真です。
画像は、すべて奈良市から許可を頂いたものを
掲載させて頂きました。
本当に濃いイベントで、主催された菊池さんは
大変だったと思います。
この場をお借り致しまして、お礼申し上げます。



そしていよいよ波紋音演奏。
演奏されていらっしゃるのは、永田砂知子氏。
オフィシャルHP→ http://www.nagatasachiko.com/

鉄のかたまりが、その波紋音が奏でられる発信源。
初めて聴く音のはずが、
何だか懐かしささえ感じるような音で、
何かが心に響いて来る。
どこか近くて遠い奥底から湧いて来てる感じがする。
そして、時間が経つほどに余韻となって心に残って行く。

初めて目にする楽器を制作されたのは、美術家の斎藤鉄平氏。
この誰も奏でたことのない音楽をしようと心に決められたお話は、
これまた、私にかなり響いて来てしまいました。

Facebookの中で、永田氏のコメントに共感したものがあって、
その中の一つをご紹介させて頂くと・・・・

「私は、子供のころから既成概念でものを見てこなかったので、
常に人とずれてます。
それは大学生になっても続き、あれこれ模索しているうちに、
とうとうこんな離れ小島に来てしまいました。
でも自分の進路でも、アートをみるときにも、
演奏を聴くときにでも、自分の眼、耳、感覚だけを頼りに
生きてきたことを後悔したことはありません。
場も同じですね。何かを感じるのに有名無名は関係ありません。
私は時々名の無い小さな神社ではっとすることがあります。
大きくて有名な神社、お寺、教会が必ずしも良いとは限らないとおもうし、
もうこの年齢ですから、はっきり発言しても特に怖いことはないです。(笑)
だから波紋音なんて誰も知らないものを演奏しているのです。
もっとみんなが知っている楽器をやって
みんなが知っている名曲を演奏すればもっと楽な道かもしれませんが、
それは私のやるべき仕事ではないと思っているのです。」

・・・本当にその通りだと思いました。
無機的な楽器から出るその音は、有機的で生きていました。
それは、永田氏がそこに介在されて生み出されているからであり、
誰にも真似の出来ないアートな世界でした。




そして、その永田氏が、なんの打ち合わせも無かったのですが、
演奏直前に、私がお持ちしていた屏風とヨシの照明<成長>を
舞台に設置して欲しいとのご要望があり、
急きょ、波紋音の舞台に上げて頂くことになりました。




水辺の植物であるヨシは、日頃は誰からも忘れ去られていて、
その背景にしかならないヨシから生まれたヨシ紙。
黒の雲華紙は、襖の裏面に使われていて、
押し入れの裏側に存在する紙。
私は、そんな地味とも言える2つの紙を
あえて表舞台に立たせたいとの気持ちで、
この屏風をデザイン致しました。

またヨシ紙のランプシェードは<成長>という作品名です。
ヨシの新芽を葦牙<アシカビ>と言うそうで、
初めて鵜殿ヨシ原でアシカビを見た時、
大地から空に向かって伸びようとするエネルギーが、
ものすごかったのを今でも覚えています。

 


 

アシカビは古事記や日本書紀の神代初期に
<ウマシアシカビヒコジノミコト>という
神様として現れています。
きっと古代人が五穀豊穣を祈り、大地の恵みに感謝し、
ヨシの新芽を生命の象徴とし神格化したのでしょう。
それがぐんぐん伸びて成長する様を表現したかったのです。




このイベントを通じて、初対面でも、何も語らずして、
メッセージの交信が出来るという
アートやデザインの力の凄さ、大切さを思い知らされました。
また、永田氏のコメントから感じ取った強い意志を持ち、
私にしか出来ないことをやり続けて行こうと
誰も知らない<ヨシデザイナー>という職業を心に誓ったのでした。


一瞬の出会いが、大きく人生を変えることがあります。
ある人の何気ない言葉でも、人を感動させることがあります。
それはある食べ物を口にし、
咀嚼して血となり肉となって行くような言葉で、
そんな栄養のある言葉は、
どこかの本に書いてあった難しい言葉でなく、
実際にその人がもがき苦しんだ経験から生まれて、
発した言葉だからだと思います。
また一つ良い出会いと経験をさせて頂きました。

そして今年も、1年で1番好きな5月を迎えることが出来て、
感謝の気持ちでスタートします!









 

2015.04.29 Wednesday 17:51

ヨガサロンに雲のあかりが浮かびました!

新緑がまぶしい頃となりました。
皆様、お元気ですか?

さて、今春に念願のヨガサロンをオープンされまして、
雲のあかりとポピーのあかりがお嫁入り致しましたので、
ご紹介させて頂きます。

「育みサロン こもれ美」
ホームページ→ http://luna-sola.com/




ヨガルームに入ると、まず目に飛び込むグリーンの琉球畳は、
クッションが良くて、とっても良い気持ちです。

雲のあかりとポピーのあかりがぴったりなじんでいます。
いずれも和紙作家小林順子さんとのコラボ作品です。



ヨガにも色々あるそうですが、
この<育みサロンこもれ美>では、
ビジョンヨガ・マタニティヨガ・タッチセラピー等で、
お産前後や更年期等デリケートな女性の身体について
積極的に取り組んでおられます。
雲のランプシェードは、ふっくらした温かみがあり、
マタニティもイメージ出来たりするので、
オーナーさんに気に入って頂けることになりました。



ポピーのあかりもそっとやさしく咲いています。
和紙の繊維はポピーの花弁を表現するのにピッタリで、
植物同士の相性の良さを感じます。

コーナーの一角を演出する時には、
角にあかりを置くだけで存在感が出来、
その周辺の空間を特別なものに仕上げてくれます。



玄関には、草木染めの絨毯がひかれ、
やさしくお出迎えしてくれています。

他にも身体に良いこだわりのお塩や本をご紹介されていて、
自然派志向の方には一度体験する価値があります。

かたくなったこころとカラダ、
どうぞヨガと和紙のあかりで解きほぐされますように。。。











 

2015.04.15 Wednesday 12:43

心のともしび。

桜満開の時を過ぎ、花弁が舞い、しべ桜となりました。
季節が、また緑の頃に移ろい始めています。
皆様、お変わりございませんか?

さて、今回は、お嫁入り先のご紹介をさせて頂きます。

今年初めに大切なご主人を亡くされた深い悲しみを抱かれています
奥様から、この度ご依頼があり、
藍染めの竹紙創作屏風と五角形ヨシのあかりを納めさせて頂きました。



選んで頂きました理由は、その藍染の色にありました。
生前、警察庁技官でいらっしゃったご主人様が、
この度、瑞宝双光章を受章され、
その勲章の色が、竹紙の藍染めと重なり、
表彰状の下に、床の間代わりに設えたいとのことでした。
訪問させて頂いてびっくりしましたのは、
まるで元からあったように
その位置に収まっておりました。



お仏壇には、瑞宝双光章の勲章が飾られていました。

瑞宝章の勲章のデザインは、古代の宝であった宝鏡を中心に、
大小16個の連珠を配して、四条ないし八条の光線を付し、
鈕(章と綬の間にあるもの)には桐の花葉を用いているとのことです。
(内閣府のHPより引用させて頂きました。)

受章された方の精励を称えるかのように、
本当にきらきらと美しい光を放っていました。



和室には他にも、77歳の喜寿を迎えられた折に、
奥様がご主人の為に書かれた<喜>が77個書かれた書額や、
書家の松原先生から奥様へ贈られた<般若心経>が
飾られていました。
奥様は、秋の書展の為に、その般若心経を書かれています。
深い悲しみの中でも、書がご自身を救ってくれたとお話されていて、
現在もひたすら、筆を運んでいらっしゃいます。



そして、ご主人の為に書かれた<南無阿弥陀仏>のお軸は、
お仏壇の横に、まるでご主人に寄り添っているかのように
飾られていました。
書かれた折にはなかったにじみが、<無>の文字にありました。
世の中には、不思議なことがあるもので、
何かの想いがそうさせたのでしょうか。



お話をお伺いしていると、日が落ちて来て、
そのあかりが放つ色が変わって来ました。

人にはそれぞれの人生があり、様々な物語があります。
私は、そのお話をおうかがいしながら
色々なことを感じ、作品にしているように思います。
でも、一旦、こうやってお嫁に出ると、
お嫁入り先の物語に添って行くんではないかと
最近思うようになりました。

書の先生が、ヨシ創作照明のことを<心のともしび>と
表現して下さったとお伺いし、大変光栄に思うと同時に、
そのお気持ちの表現が、
落ち込んでいた私の<心のともしび>となりました。
暗闇の中の小さなあかりは、人を救います。
今回、このお仕事をさせて頂いて、
それを伝えて下さったことに、心より感謝しております。
これからも、真面目に、
<人の心に灯るあかり>を作って行きたいと、
心より思いました。

そして、最後に。
そんな素敵なご夫婦の物語の主人公でいらっしゃる
ご主人さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。










 

2015.03.03 Tuesday 16:12

藍綬褒章受章記念祝賀会の引出物に選んで頂きました。

株式会社初亀の代表取締役 亀岡育男氏の
藍綬褒章受章記念祝賀会が、
2月27日に、リーガロイヤルホテルの光琳の間で開催され、
その引出物に、ヨシのお箸とヨシ紙レターセットを採用頂きました。

淀川の水質浄化や文化を守ることににつながるという
ヨシ紙やヨシのお箸のストーリー性を気に入って頂き、
ご採用頂いた次第です。

亀岡社長は、飲食店を手広く展開されているので、
特に、ヨシのお箸にご興味を持って頂きました。
ヨシのお箸をおめでたい柄の越前和紙のお箸袋で包み、
5本セットにして箱詰めし、ご依頼頂いた<感謝>の
お熨斗を、ヨシ紙で作らせて頂きました。



亀岡社長の活動は多岐に渡りますが、その中でも、
大阪商工会議所議員と北大阪商工会議所の副会頭もされていて、
そのご縁もあって、先日の日本商工会議所に掲載されました
記事のコピーも引出物と一緒に入れて頂き、
また、招待された皆様へのお礼状にも桜ヨシ紙を使って頂きました。



同封頂きました掲載記事です。
こんなささやかな私の活動を、大阪でご活躍されている方々に
PRして頂きましたことは、大変光栄であると共に、
逆にその責任を感じ、身の引き締まる思いです。



越前和紙のお箸の箸袋折りから、箱の製作、包装と、
すべてが手作業です。
スタッフも私も黙々と作業の日々が続きました。
山田兄弟製紙さんにご協力頂き、アトリエMayのオリジナルの
ヨシ紙ステーショナリーを制作頂きました。
小さな事務所で、ほとんどの空間を占めた作業でしたが、
感謝の心を込めて、一つ一つ作業させて頂きました。
すべてを梱包し終わった時の達成感は、
何とも言い難い爽快な気持ちでした。



今回のご縁を頂戴したエアクリーン・エコ行燈<浄>です。
藍綬褒章記念贈呈品としてご注文頂き、
亀岡社長に贈呈されたものです。
三面の差し替えが可能で、
桜ヨシ紙に、タイトルやお名前を入れさせて頂きました。
このようなお仕事をさせて頂き、光栄です。

私が鵜殿ヨシ原のヨシに関わることになり、
ヨシから生まれたヨシ紙等で商品を企画販売し、
今年でもう7年が過ぎようとしていますが、
様々な出会いがあり、様々なことがありました。
思ったようにうまくいかないことも多く、
悩んだり、苦しんだり、迷ったり、くじけたり、、、
でも、この様な出会いによって救われ、
又頑張ろうと思う繰り返しで、ここまで来れました。
亀岡社長の熨斗の<感謝>という言葉がぴったりで、
<感謝>が深く身にしみるお仕事をさせて頂き、
本当にありがとうございました<(_ _)>

ヨシからつながるヨシご縁に感謝して、
アシキコトもヨシコトになるように、
3月も頑張りたいと思います!
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。





 

2014.08.18 Monday 22:49

ニッケの株主優待カタログに採用されました。

今年の夏は、台風の影響もあり雨が多く、
あちこちで災害が発生しておりますが、
皆様の地域は大丈夫だったでしょうか?
水不足も大変ですが、水害も大変です。
何事もほどほどが一番ですが、なかなかままならないものです。

さて、今年もニッケ(日本毛織株式会社)の
株主優待カタログに、採用して頂きましたので
ご紹介させて頂きます。
ニッケグループのCSR活動で、
鵜殿ヨシ原の保全活動にご協力頂いています。
こんな企業がどんどん増えて行くことが、
鵜殿ヨシ原を守ることにつながります。




今年でもう3回目になり、3度目のアトリエMayにとっては、
新しい試みとして、カタログ掲載商品は、アトリエMayの
ホームページからもご購入して頂けるようになりました。

http://www.art-may.jp/ネットショップ/




オリジナルヨシ紙+越前和紙商品に、
ラッピングが桜ヨシ紙と笹ヨシ紙の2種類。プレゼントには最適商品です!




昨年の笹柄透かしのヨシ紙扇子に、
今年は、桜柄透かしヨシ紙の扇子が出来ました!
+笹透かし扇子と桜透かし扇子には、それぞれ異なるラッピング。
そして、今年の扇子入れは、こだわりのヨシ染め。
この企画は、のこり染めブランド<KURAKIN> コラボ商品です。
ベージュの色は、鵜殿ヨシ原の茎から染めたもの。
モスグリーンは、鵜殿ヨシ原の葉から染めたもの。
表裏で2種類の色をお楽しみ頂けます。
まさしくどこにもない<鵜殿の風>を感じて頂ける商品です。





最後にご紹介致しておりますのは、ヨシ照明の定番の<成長>です。
空に向かって伸びているヨシをデザインしたものです。
和洋問わずお使い頂けるデザインの照明です。
是非、いつもの直接照明を消して、間接照明をお楽しみ下さいませ。

以上3点が、ニッケカタログの掲載商品ですが、
他にもHPにはご用意しておりますので、この機会に是非ご購入下さいませ。

http://www.art-may.jp/ネットショップ/



 

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